ナード(NARD)とAEAJの違いとは?どちらの資格を取るべき?
「アロマの資格を取りたい」と思って調べ始めると、まず出てくるのがこの2つの名前です。
日本アロマ環境協会(AEAJ)とナード・ジャパン(NARD JAPAN)。
JAAも大きな団体ではありますが
わたしが取得してないため、
今回は比較に入れられません。
ナードの先生でJAAとダブルライセンスを取ってる方々もおられますが、ナードを軸に活動されてる方が多い印象ではあります。
どちらもアロマテラピーの資格を出している団体ですが、目指す方向がかなり違います。
私は両方の資格を持っています。AEAJのアロマテラピー・インストラクターと、NARDのアロマ・トレーナーです。
だからこそ、どちらか一方だけを勧めるのではなく、「あなたが何をしたいか」で選ぶための違いを、できるだけ中立に書きます。
まず、2つの団体の違いをひとことで
– AEAJは、国内最大規模の団体。検定という大きな入口があり、香りを楽しむところから始めやすい。
– NARDは、フランス式メディカルアロマテラピーを体系化した団体。精油を成分(分子)から読み解く、深いカリキュラムが軸。
以下、それぞれのメリットとデメリットを見ていきます。
AEAJのメリット
1. 公益社団法人としての信用と規模
日本アロマ環境協会(AEAJ)は公益社団法人で、会員数・認定校数ともに国内最大規模です。公益社団法人の認定を受けること自体が厳しい審査を要するもので、それだけでも信頼に値する土台があります。設立の経緯には当時の環境庁が関わっており、それもこの団体の公的な性格の大きさです。資格の名前そのものの知名度が高く、「アロマの資格といえばまずAEAJの検定」という入口の大きさがあります。初めての人にも説明が要らない安心感は、大きな団体の強みです。
2. 始めやすさとテキスト
アロマテラピー検定は独学でも受験でき、公式テキストは写真が豊富なオールカラーで素晴らしく、内容がよくまとまっています。しかも価格まで手に取りやすいのが魅力です。初心者が最初の一歩を踏み出すハードルが低く、全国に認定校・認定教室があるため、地方でも学ぶ場所が見つけやすいのも規模のメリットです。
AEAJのデメリット(規模の大きさと引き換えの部分)
1. カリキュラムの範囲
会員層が幅広い大きな団体だからこそ、カリキュラムは「安全に、広く」が基本になります。公益社団法人としての立ち位置ゆえに、薬機法に関わる表現には非常にセンシティブにならざるを得ず、医療寄りの内容や、精油の成分を深く読み解くところまでは踏み込まない設計です。会員個人の行き過ぎた発信や活動が許されない厳しさも、その表れです。そのため「趣味として楽しむ」には十分でも、「仕事として深く使いたい」人には物足りなさが残ります。裏を返せば、安全性に対しては信頼できる協会だとも言えます。
2. 教える側になるまでのハードル
認定教室は比較的開きやすい一方、教えられるのは検定対策など限られた範囲です。
資格取得の講座を開ける認定スクールになるには、法人化や施設のバリアフリー化など要件のハードルが高く、個人で小さく始めたい人には重い条件です。
NARDのメリット
1. フランス式メディカルアロマテラピーの本流であること
NARDは、フランス式メディカルアロマテラピーを体系化した第一人者であるドミニック・ボドゥー氏が創設した団体です。その流れを直接くむカリキュラムで学べるのは、他の団体にはない強みです。2026年からは、ボドゥー氏の教え子であり後継者である薬剤師のセシル・アダント氏が、協会セミナーの講師を引き継いでいます。創設者の世代で止まらず、次の世代へ知見が受け継がれている団体です。
2. カリキュラムの圧倒的な深さ
精油を芳香成分(分子)から学ぶ「ケモタイプ」の考え方が軸です。
成分・作用・禁忌を成分分析表で読み解く力、解剖生理学まで含めた内容は、医療の現場でも通用する水準を目指すものです。
実際に私は産婦人科の産後ケアで勤務もしていますが、ドクターの元で働けている安心感もありますが
自分自身安全性を守れている軸がありますので、患者様にアロマテラピーで被るデメリットがないケアを実践できてる自負があるのは、ナードで学べたからです。
教材に使うのは、フランスやベルギーの薬局で日常的に販売されているプラナロム社のケモタイプ精油。「薬局で扱われる品質の精油」を実際に香り、分析表と照らしながら学びます。わたしは実際にベルギーやフランスに行って現地の薬局を見ています。
3. 情報がアップデートされ続けること
研究の進展に合わせて、内容は更新され続けます。たとえば2025年のセミナーでは、クラリーセージのエストロゲン様作用やペパーミントの血圧への作用について従来の見解が見直され、禁忌事項の改定につながりました。「教科書に書かれたら終わり」ではなく、最新の知見が現場の講師にまで届く仕組みがあります。セミナー講師がボドゥー氏から後継者のアダント氏へ引き継がれた今も、この更新の流れは続いています。
4. 試験の難しさ=資格の重み
アロマ・アドバイザー、アロマ・インストラクターとも、試験は決して易しくありません。
その分、合格した人の知識量が担保され、医療従事者にも選ばれています。当校で学ぶ医療従事者の生徒さんで一番多いのは薬剤師さんで、次いで看護師さん、助産師さん、作業療法士さん、理学療法士さんが続きます。
難しさそのものが、資格の信頼になっています。
AIでこれだけ情報を取れるようになった今、圧倒的な知識の蓄積をした上で実践を行える我々とそうでないかたがたの違いはより鮮明になっていく実感はあります。
楽にできるものは、(お金で取れる資格)AIに淘汰されます。
5. 個人が開業しやすい
認定校になるために、法人化や施設のバリアフリー化といった、個人事業主には重い要件がありません。自宅教室のような小さな形でも、正規の資格講座を開くことができます。
NARDのデメリット
1. 規模と資金力
AEAJと比べると規模はかなり小さく、広告やイベントの派手さはありません。資格名の一般への知名度でもAEAJに劣ります。
2. 地味さ
良くも悪くも地味です。検定のような大きな入口がないため、存在を知るきっかけ自体が少なく、「知る人ぞ知る」資格になっています。
まとめ:どちらが向いているか
– まず香りを楽しみたい、入口として資格がほしい → AEAJ
– 仕事として深く使いたい、医療寄りの知識まで身につけたい → NARD
どちらが「上」という話ではありません。香りとの付き合い方を、まず自分がどうしたいかで決めるのが一番です。
深い知識を持って浅い使い方はできますが、浅い知識で深い使い方は何年経ってもできるようにはなりません。なったとしたら、人体実験をしていることになります。
迷うときは、無料体験レッスンで実際の教材と香りに触れてみてください。
精油を成分から読み解く学び方が自分に合うかどうかは、
ネットで情報を探すより実際にわたしに会うほうが早いです。
西宮のアロマスクール
Aroma Cuore(アロマクオーレ)
NARD JAPAN認定校
本多さえこ






